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10a当たり13tの出荷を目指し、夏秋キュウリの収穫に励む

津山統括本部
久米南キュウリ部会
木戸 孝明さん(48)
   純子さん(47)

津山統括本部
久米南キュウリ部会
木戸 孝明さん(48)純子さん(47)

野菜

特産キュウリに賭ける 新規参入の呼び水に

 キュウリの生産量が県内トップの産地をけん引する木戸孝明さん。ハウスと露地を組み合わせた夏秋栽培で長期取りを追求し、ひたむきな姿が新規参入者の呼び水となっています。5年目の今年は10アール当たり13トン取りを目標に6月から出荷を本格化させました。
 大阪からIターンで就農。サラリーマンをしていましたが、「田舎に移住しようか」と軽い乗りで妻の純子さんと意気投合し、住みやすそうな印象を受けた久米南町を選びました。ベテラン農家の下で栽培を学び、可能性を感じて翌年、本格的に栽培を始めました。
 1年目は、出荷期間が2ヵ月ほどにとどまり、施肥やかん水の難しさを痛感しました。マニュアルと講習会を頼りに試行錯誤を重ね、昨年は部会の目標である10㌃あたり10㌧を超えました。「先輩農家には“木と会話できるようになれ”と教えられるが、まだまだ経験が足りない」と気持ちを奮い立たせます。
 今年は18アールで定植を3回に分け、JAの共同選果を利用し、作業分散と省力化することで、10月までの収穫を見込みます。

10アール当たり13トンの出荷を目指し、夏秋キュウリの収穫に励む
 励みとなっているのが若手農家の参入。部会の栽培講習会や相談会を意欲的に受け入れ、頼られる存在となりました。横のつながりをいかして新技術や低コスト化を探ります。
 資材高騰やコロナ禍で先行きに不安を抱きながらも、木戸さんは「仲間と産地を活性化したい」と展望します。
ハウスと露地を合わせて18アールで栽培。10月まで長期取りできる体制を整える

空から望む - 久米郡久米南町
自然と文化に恵まれる 農業が盛んで、移住者が増加中

倉敷市船穂町の写真
中央は町内最大の50アールのキュウリ畑。
左奥に見えるのがJR津山線の神目(こうめ)駅付近
 県のほぼ中央に位置し、法然上人ゆかりの誕生寺をはじめ、自然と文化に恵まれた町です。川柳とカッパとキュウリで知られています。中心を南北に国道53号とJR津山線が縦断。岡山市や津山市をはじめ県内各地へのアクセスがよく、都市と自然がほどよい距離にある住みやすさが魅力となっています。
 古くから水田農業が営まれ、町内には農林水産省が認定した「日本の棚田百選」を有します。近年は野菜やブドウなどの畑作も発展し、主産業となっています。行政とJA、農家が連携して農業振興に取り組み、キュウリ・ユズ・イチゴなど特産品の栽培も各地で見られます。
 ブドウやキュウリを栽培する町外からの新規参入者も増加。農家が集まる農業集落ができ、ブドウ農家の約半数が新規就農者となるなど活性化につながっています。
管内のキュウリ
キュウリの写真
晴ればれレシピ

キュウリのレシピ

「晴ればれレシピ」のページでは、晴れの国岡山の旬の食材を使ったレシピを紹介しています!
直売所で新鮮な農産物を選んで、ぜひ、旬の味覚をおいしくいただいてください!
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